「院長のひとりごと(小世界)」コーナーに「あいときぼうのまち」を掲載しました。
故若松孝二が構想していた東電批判の映画を、遺志を継ぐ人々が実現したらこうなりましたという作品。毒の無い内容に物足りなさを感じる観客も少なくなかったようですが、久しぶりに?原発のことを考えるきっかけを私に与えてくれたのは事実。
核エネルギー以外にも悪や不条理は沢山あるし、私利私欲にまみれおかしな屁理屈を言っているだけに見える人にも、それを主張する理由も立場もあるわけで、それ自体の存在を認めないのは回りまわって自己の存在をも否定しかねないからとか、最近すっかり原発に甘くなってしまった私ですが、つまるところ、今の日本(人)には、原発を動かすだけの器量が無いというか、成熟した精神という価値が共有されているとは言い難い幼稚さが厳然とあり、その具現がまさに原発だから、やっぱり気に食わないんだよなぁ・・・という最近の個人的な結論を著してみました。多様な意見の存在に寛容な方(笑)、お暇があったら眺めてみてください。