来たる8月1日（水曜日）、岩沼市民会館にて前文部科学事務次官の前川喜平氏の講演会が開催されます。

前川氏といえば、例のモリカケ問題をめぐって「行政がゆがめられた」「面従腹背」などの発言で、現政権と真っ向から衝突した人物として有名。しかし、標記の講演会を主催する実行委員会によりますと、今回の岩沼講演会では、前川氏本来の専門分野である「教育」について存分に講演してもらう予定とのこと。

講演会の副題もズバリ「自分で学ぶ力とは」。いわゆる初等中等教育に始まる文部科学省管轄の官製教育にとどまらず、すべての世代のオトナにとっても、自ら学びつづける力、自ら判断し自己決定できる力を身に付けるための示唆に富んだお話が聞けそうです。

世間では前川氏の現政権批判に関係すると思われる混乱（参考例：7月5日付け河北新報記事）も散見されます。しかし、義務教育を受けたすべての人に多大な影響を与えた文部科学省。その事務方のトップにまで上り詰めた人物が、天下りせずに野に下ること自体が極めて異例です。

後顧の憂いなく！？事務次官経験者が比較的自由な立場から語る、文部科学省の「内側から見た」教育についての言説。これは間違いなく、そう滅多に接することのできない貴重な情報といえます。

この際、現政権への賛否や、高級官僚としての前川氏の立ち居振る舞いに対する評価といったものはちょっと脇へ置くことにして、子供も大人も生涯学び続ける喜びから離れずに生きていくためのヒントを求めて、会場へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

講演会チラシ（PDFファイル二頁）にある整理券取扱所のほか、当院でもチケット本券を何枚かお預かりしてますので、ご入用の方はお声がけください。

講演会会場の岩沼市民会館は、最寄りのJR岩沼駅からやや離れております。ご参考までに岩沼市民バスの時刻表も掲載しておきます。