「院長の独り言」コーナーの「小世界」カテゴリーに、「中医研の7月例会」を掲載しました。
月一回、土曜の午後の診療をお休みして出かける勉強会では、最新の(ヒトの医療での)臨床事例について教授されるほかに、その解説に関連した中医学の基礎をおさらいするスタイルがとられています。
師匠の先生が参加メンバーを次々指名して、質問を投げかけるわけですが、これがなかなか思うように答えられないもので…。
先月も聞かれたよなぁ、そして答えられなくて慌てて調べたよなぁ、なのに今日も答えられないってどゆこと?と、忸怩たる思いに打ちのめされるのも日常茶飯事。
しかしです。最近聞いた話では、ヒトの記憶というのものは、初めて知ったその時ではなく、一度聞いたことを忘れてしまい、それを再度思い出して記憶し直す段階で本格的に成立するのだとか。
繰り返し学習が効果的とはよく言われますが、何となくそうなのではなく、生理学的な機序がそうなっているのだと言われれば、情けなくなるほど何度も同じことを覚えては忘れてしまう我が人生にも、無理筋なりに効能っぽいへ理屈がつけられそうで、内心安堵したのでした…。 クリック➡「中医研の7月例会」