カーベルくんは幼少時から本当に穏やかな気質の子。そしてそのまま大人になった印象ですが、治療歴を振り返ると実は波乱万丈。
若気の至りで小さなトウモロコシを丸呑みしてしまい、実に一か月も経ってから腸閉塞に至り、消化管を20センチも切除・再吻合する手術を経験。幸い栄養障害をきたすこともなく、文字通り立派な体格を誇るに至りましたが、実際危ない局面ではありました。
中年齢期に差し掛かってからは、ある日突然後躯が麻痺してしまい、歩行はおろか姿勢維持も自力での排尿も出来なくなってしまいました。幸い中医学的な保存治療(漢方と半導体レーザーによる経絡刺激)が顕著な効果を上げ、外科手術に拠らず短時日のうちに運動機能を回復し、自律排尿も含めて何らの後遺症を残すことなく完全に快癒。健やかな現在に至っています。
この間、カーベルくんは心ならずも随分とおかあさんに心配をかけてしまいましたが、いつもおかあさんの献身的なお世話に守られて、危機を乗り越えることが出来ました。大病の再発を防ぐ養生療法も順調で、うっかり食べ過ぎて重くなり過ぎないよう気を付けなければならないほど体調の良い近年は、おかあさんとのんびり穏やかな日々を過ごしています。
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