「耳さえ臭くなかったら犬飼いたいんだけど…」に絶句(3)

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つまり、犬の耳というものはもともと臭くて汚いものだと、本気でそう理解し、普段から身だしなみには人一倍気を使っている自分には、犬を飼うこと自体が無理なのだと結論せざるを得なかったというのです。

完全に間違った理解のせいで、犬のぬくもりを身近に感じて暮らす幸せなり豊かさを諦めている人がいる。これを真顔で語りかけられてしまった私としては、文字通り、二の句が継げませんでした。

ここに至ってようやく私に投げかけられた「耳さえ臭くなかったら…」の意味するところが見えてきました。世の中には、犬の耳が異臭を放ったり、耳だれでベタベタになっていても、それが解決可能な疾患とは認識されず、年余にわたり適切な治療を受けていない家庭犬が存在するらしいこと、しかもそれが獣医療の枠組みの中にいるにもかかわらずそうなってしまっている例もあることに、今さらながら驚愕したのでした。

 

「耳さえ臭くなかったら犬飼いたいんだけど…」に絶句(4)へ続く

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