あおぞら動物医院

漢方・中獣医学・宮城県岩沼市・0223-24-0672
Archive for the ‘あおぞら診療日記’ Category

あんこちゃんは幼い頃からおなかが弱く、入院加療が必要になるほどの消化器障害に見舞われることも少なくありませんでした。 幾多の苦難を乗り越え、立派な成犬に育ったあんこちゃんでしたが、ある時期から尿路のトラブルを繰り返すよう…

ポンタくんは若齢期より再発を繰り返す外耳炎に悩んでいました。 外耳炎になりやすいワンちゃんにとって、最もありきたりで効果的な再発予防法は「正しい方法で継続的に行われる耳の手入れ」なのですが、甘えん坊のポンタくんはそう簡単…

若いマイティー君の手に真っ赤なドーム状のしこりが出現し、飼い主さんが相談にみえた時点での大きさは直径およそ10ミリメートルほど。 この組織球腫様のしこりは自然消退することもあるため、経過を観察したところ、わずか一週間後に…

ソラちゃんはかつて耐糖能に異常をきたし、数年前のある日、著しい高血糖の危険な状態で担ぎ込まれました。 ネコが糖尿病状態に陥った場合、その多くは原因がはっきりせず、ソラちゃんも例外ではありませんでした。数か月間、在宅インシ…

モカちゃんには幼少期から膝蓋骨が脱臼しやすい症状がありました。安易なインプラント方式は論外としても、従来、治療は外科的な整復固定が一般的でした。ただ後肢全体の湾曲が是正されない以上、「負荷の付け回し」となる術式に頼らざる…

マロンくんには重度の気管虚脱の持病があり、一晩中眠れないほどの咳に悩みました。中等度以上の同病では、発咳の制御に副腎皮質ホルモン剤の長期反復投与や、最終的には気管内ステント留置術の検討を迫られる例も少なくありません。残念…

零くんはある日突然後肢が麻痺し、完全に脱力状態となりました。尾を動かすことも立つことも全く出来ませんでした。病状や検査結果から暫定診断を下した上で、従来から行われてきた外科的な介入を行うか、内科的な保存治療を開始するかに…

フクちゃんは若齢期から犬アトピー性皮膚炎様の掻痒症に悩まされていました。飼い主さんの強い希望により、当院ではステロイド剤を含む免疫抑制的な薬剤を使用しない治療を目指しました。広範な発赤と自傷を伴う皮膚炎の管理は難航するこ…

クマ五郎くんは生まれつき関節に障害があり、7歳のころ大きな手術を経験しました。それだけでも大変なのに、その後も数回(決して大げさではなく)死の淵をさまようような病気に見舞われ、そのたびに不死鳥の如く立ち直ってきました。 …

チョビちゃんは血液系の腫瘍に対し化学療法(抗がん剤)を適用して一命を取り止め、寛解状態までたどり着いた「がんサバイバー」。 幾度も試練を乗り越え、疫学(医学における統計学)的に見込まれる生存期間をもはるかに超えた大健闘ぶ…